今日は少し遅めの夫の誕生日会。
チリコンカンはクミンとチリペッパーをきかせて塩麹と煮込み、トルティーヤには麦塩麹を練り込んでプチっとした食感も楽しめるようにしてみました。
ビールやワインをお供に賑やかに笑顔で年を取る夫( ´艸`)
ほろ酔いになった夫が最近よく言う事があります。
「魔女のスープが懐かしいね」
魔女のスープとは
結婚して最初の夫の誕生日で出したスープで、彼が名付けました。
それまでほとんど料理をしてこなかった私。
コンソメスープを作るはずが…
「あ!あれ入れてみよう!」
「塩味が足りないからこれ入れなきゃ」
「これ入れたらどんな味になるかな」
と…なんだか実験が始まってしまい…
スパイスやら調味料やらを入れまくった挙句に
茶色っぽい…でもちょっと緑っぽい…そして時々黒い…まるで魔女のスープのような液体が出来上がったのです(笑)
でも不思議と味は美味しかった。
夫はこれこそ魔法だと笑っていました( ̄▽ ̄;)
…そんな新婚当時。
大変な嫁をもらってしまったと思ったでしょうねー。
将来に不安を感じたことでしょうねー( ´艸`)
あれから十数年。。
何とか一般的な家庭料理を作れるようになり、魔女の料理が食卓に並ぶことはなくなりました(と思うww)。
私の料理の師匠は
「料理は、どんな人でも上手くなる」
とおっしゃっていました。
そして
『ただしすごく時間がかかる。
とにかく料理を好きになってアンテナを広げ続ける事が大事』とも。
私はセンスもないし要領もいい方ではないので
時間だけが無駄に過ぎていきましたけども…
それでも、
いつからか自分が作った料理を家族や友達に喜んでもらえることが多くなりました。
作り方を聞かれることも増えました。
手際も段取りも知識もまだまだ未熟だけど
今は自分の料理で誰かを喜ばせたり、元気にしたりできる事が嬉しくてうれしくて。
そんな姿をみて夫は「魔女のスープが懐かしい」と言ったのだと思います。
でも実は…
発酵と麹という新たな魔法を使い始めたという事に…
彼はまだほとんど気づいていないと思うwww