麹をおうちで作るようになって
麹の香りや温もりを感じるようになって
気付いたこと。
麹作りは「無」になる時間があるということ。
その点は
茶道や華道や禅などにもどこか通じるものがある気がします。
その時の感情…怒っていたり悲しかったり、
嬉しかったり楽しかったり…というのは
一旦となりにおいておいて
目の前の現実にだけに意識を集中し
五感を働かせる。
麹作りは約3日かかるため、
一度始めると短いながら何回かそんな時間が訪れます。
なんとなくその事に気づいてから
私にとって麹作りの時間は「自分を整える時間」になりました。
道具を整え
段取りを整え
心を整える
時々…
つい雑に扱って麹がこぼれることも( ´艸`)
温度が上がり過ぎて慌ててしまうことも( ´艸`)
変な匂いがしたり、変な色になってしまったりして
泣きたくなることも…あります( ´艸`)
そんな風に、出来上がるまでには
予想外のことが起きたりして感情がぶれることも多いけど、
ブレた自分の感情に気づくというのは
実はとても大切なことではないかなと思います。
ハーブを勉強している兄にこの話をすると
「それは立派な園芸療法だね」と言います。
わたしもそんな気がしていました。
麹は人の心をいやす力がある。
…正確に言うと、
麹を育てる作業自体に人の心をいやす力があると。
麹の良し悪しももちろん大切だけど
私にとっての麹作りは心と身体のバランスを整える為にも
もはやなくてはならないものになっているのかも♡