Rice Leaf Garden

麹と発酵ときどきハーブ

お椀の中のお月様

今日は中秋の名月

 

一般的には

五穀豊穣に感謝してお団子や里いもなどをお供えします。

 

形が丸くてお月様のようだからだという説も。

 

であれば…

みそ玉をお供えしてみるのもありかしら…?

ということで

「お月見みそ玉」を作ってみました。

 

 

お椀の中のお月様。

 

 

病み上がりの息子がぼそっと

「おー、これは…月だねぇ」と( ´艸`)

「月だ!」って言った❕

ちゃんと聞いた(笑)

 

最後はお湯を注いでごくごくと( ´艸`)

 

周りにまぶしているのはかぼちゃのフレーク。

↑少なくても南瓜の香りと味をしっかり感じます。

 

お味噌を丸めてかぼちゃのフレークを纏えば

それはもう、月(笑)

 

あらゆる収穫に感謝です(^^♪

 

 

養命酒と麹?!

養命酒の工場見学に行ってきた兄から送られてきた写真( ´艸`)

 

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兄は生薬の勉強をしているので、その勉強を兼ねて行ってきたようですが、

送られてきた写真の中に☟この写真が。

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・・・米麹。だね( ゚Д゚)

 

なぜ養命酒の工場に米麹が展示されているのか…

しかも中国や他の東南アジア地域で多く使われる餅麹(麦などの穀物を粉砕し水で練って丸めたものにクモノスカビが繁殖したもの)ではなく、日本古来のバラ麹(雑穀の一粒一粒にコウジ菌を繁殖させたもの)

 

なぜだろうと調べてみると、そもそも「薬用養命酒」って

日本の風土と日本人の体質に合わせて作られた日本の薬酒なんですね!!

 

www.yomeishu.co.jp

 

我が家は、おばあちゃん、おじいちゃん…多分その前の代から…養命酒にはお世話になっていて、親戚の家に遊びに行くたびにあの瓶が置いてあったものです。

わたし自身も長らくお世話になってきました。

なのに。

あの赤いパッケージデザインとか生薬とか、、勝手なイメージでてっきり中国に昔からある薬用酒なんだろうなと思っていました( ´艸`)

しかも昔から馴染みがあったがゆえにその思い込みを疑うこともなかったです。

 

ではなぜ米麹が工場で展示されていたかというと、

養命酒みりんに生薬を浸漬して有効成分を抽出しているそうで、

みりんの材料として米麹が使われているから。

 

☟みりんは販売されていて購入可能です。

家醸本みりん | 養命酒製造株式会社

 

☟なんなら甘酒だって購入できます( ´艸`)

甘酒|商品情報|養命酒製造株式会社

パイナップル由来の成分が入った珍しい甘酒。

 

みりん作りに麹は欠かせないものですが

工場がある信州駒ケ根の大自然と綺麗な水で育まれた麹だったんですねー。

絶対おいしいはず!!!( ´艸`)

 

まさか養命酒と麹がこんな深いご縁だったとは。

 

わたしも工場に見学に行きたくなりました。

 

甘酒のたのしみ方

焼いもを甘酒に!!

・・・する必要は特にないと思います(笑)

 

でもやってみたら、とっても美味しかった!

焼きいものスモーキーな香りもしっかりあり、

焼きいもをそのまま食べているのとも違う…

甘酒をそのまま飲んでいるのとも違う…

そんな味です。相変わらず表現力が乏しいw

 

 

スーパーで売られている蜜多めのねっとりした焼いもを

ストレートタイプの甘酒と併せて

ブレンダーで混ぜるだけ。

ゆるさは水かお湯で調整(牛乳や生クリームよりも芋味を濃く感じます)。

小鍋で温めたりシナモンを合せるとさらに美味です。

 

 

☞ おすすめは八海山の「麹だけでつくったあまさけ」。

癖がなく、どんな料理やデザートにもあいます◎

 

これから寒くなる時期にぜひ☆

 

 

このような甘酒や麹調味料を使った超簡単なもの(レシピと言えるのか…ww)からほんの少しだけ手の込んだ料理まで、

今まで研究し貯めてきたオリジナルのレシピを毎週送りつけるという( ´艸`)ステップメールを、ただいま試験的に運用中です。

 

www.reservestock.jp

 

 

まずは麹初心者さん向け。

わたしは専門的に料理を学んできたわけではなく、料理のセンスがあるわけでもなく。

家族が美味しいと言ってくれる料理を目指すレベルが限界です。

 

でも麹を食事に気軽に取り入れる方法、麹を愉しむ暮らしについては

自分の経験からお伝えできることがたくさんあると思っています。

 

一緒に麹ライフを楽しみましょう^^

 

 

 

 

小豆島醤油蔵めぐり~おまけ~

小豆島では、いくつかの老舗醤油蔵がそれぞれの醤油を活かして作ったほんのりしょっぱくて甘いソフトクリームが食べられます。

 

ふわっと香る醤油の風味と味わいがくせになる!

 

中でも今回どうしても食べたかったのは

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タケサン記念館一徳庵の醤油みたらしソフト🍦

醤油ソフトに甘辛たれがかかっています。

しょっぱいのと甘いのが交互にくる( ´艸`)

こういうの好き(笑)

 

 

☟こちらは小豆島のお土産たち。

 

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金両醤油の「だし醤油」「がありっく油」、

マルロク醤油の再仕込み醤油「鶴醤」、

丸金醤油のしょうゆせんべいもゲット☆

 

再仕込み醤油は、2年熟成の醤油をさらに2年熟成させたもの。

出来上がりに4年を要する貴重な醤油です。

再仕込み醤油を食したことがなかったので、ようやくゲットできました。

 

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いい眺め(*‘∀‘)

 

終日天気には恵まれませんでしたが、

とっても楽しくて勉強になる旅でした。

 

またいつか♡

 

小豆島醤油蔵めぐり~ヤマロク醤油~

 

小豆島醤油蔵見学2軒目は

☟こちら。

 

ヤマロク醤油 さん。

 

小豆島では大きな木桶での昔ながらの醤油づくりが脈々と受け継がれています。

 

しなしながら。

その大切な木桶を作れる職人さんが減り続け、醸造用木桶は存続の危機に立たされています。

 

そこでヤマロク醤油5代目の山本さんが木桶復活のプロジェクトを立ち上げたのですが、そのお話がまたすごい。

まさに木桶への熱い思いが人と人を結び付けて広がったプロジェクト。

 

プロジェクトを立ち上げるまでの経緯、いま現在の取り組みなどなどは

ぜひたくさんの人に知って頂きたい!!!

 

www.s-shoyu.com

 

そして、木桶での醤油醸造を守り続けるヤマロクさんでは随時見学をさせてもらえます。

ただし、納豆は来る前数日は食べてはダメです。

納豆菌に他の菌が負けちゃうのでね( ´艸`)

 

 

こんな間近で、できる前の醤油(もろみ)が見れます。

 

微生物の小さな息遣いが聴こえませんか?( ´艸`)

 

この中で約2年。

 

この発酵熟成に木桶が大きな役割を果たします。

カギは木桶に住みつく微生物。

 

木桶にはたくさんの微生物が住みつき、その微生物が発酵を促し深みのある複雑な味わいを作り出してくれるわけです。

 

それはステンレスのタンクで作ったものとは一線を画すもの。

醤油の複雑な風味と味わいは木桶に住む無数の微生物が生み出す自然の産物なんですね。

 

これは人類としても無くしてはいけない…。

実際に見学して改めて思いました。

 

醤油、味噌、味醂、酒、酢…。

身近過ぎてあまり考えたことがなかったけど、わたしたちの食を支えてきたのは木桶だったんだ♡

 

 

そんな木桶を守るために遠く離れたイチ消費者のわたしにできること…

恐らくそれは「いい調味料を選ぶ」こと。

いいものを選ぶというのは作り手の思いと誠意を受け取ることかもしれませんね。

 

 

 

小豆島醤油蔵めぐり~マルキン醤油記念館~

小豆島へ醤油旅♡

 

小豆島はオリーブやそうめんだけでなく、実は醤油も超有名。

「醤の郷」でもあります。

小豆島での醤油造りは400年もの歴史があるそうで、

昔ながらの大きな木桶で作る方法を今でも大切に受け継いでいます。

 

坂手港からしばらく行くと、空気が完全に醤油香( ´艸`)

歩くと醤油の香りが心地よく鼻を通ってきました。

 

ノスタルジックな街並みも本当に素敵でたくさん写真を撮りたかったけど、あいにくの雨でほとんど撮れず…。

 

しかも台風の影響で行けるかわからなかったので、予約なし行き当たりばったりの超~自由な醤油蔵めぐりでしたが、無事に何件かを周ることができました。

 

その様子を

何回かに分けて備忘録代わりに書いてみたいと思います。

これから行きたいと思う方の参考になれば嬉しいです。

 

 

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最初に行ったのはこちら☟

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マルキン醤油記念館 – マルキン

1907年(明治40年)創業。

記念館では、昔実際に使われていた甑(こしき)や、麦炒り機、麹室、大きな人力圧搾機などを見る事ができます。

 

また、1日2回もろみ搾りの実演と手搾り体験もできます。

3日間かけてゆっくり絞るとのこと。最初に出てくる特に貴重な生醤油。

わたしも醤油を何度か作ったことがあり、それでもじゅうぶん美味しいと感じたのだけど、プロが作るのは味わいと香りが深い。

やはり違いますねー(*´▽`*)

 

そして記念館の中には木桶内の醤油の気持ちになれる(?)フォトスポットも!

↑ ちなみにこちらの息子は、木桶の深さを表現しているらしいです(笑)

 

確かに木桶大きくて深いからね。

この中に入ったら出るの大変やね。

醤油になるのも大変やね( ´艸`)

 

 

という感じで

子どもも飽きずに楽しみながら醤油の歴史や作り方など色々なことが学べそうです!

 

 

お花畑のようなみそ玉完成!

夏休み企画「みそ玉ワークショップ」が無事終了しました。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

当日は朝からちょっとトラブルがあり

スタートからバタバタと…どうなるかと思いましたが

無事最後まで走り切れました( ´艸`) …と思う…

 

みそ玉は、お味噌に乾燥食材を混ぜ込んで丸めた、いわば「即席みそ汁の素」です。

ネットで検索すると、色々なみそ玉の写真と共に作り方がたくさん出てきます。

そう。

ワークショップに参加せずともおうちで簡単にできるのです(笑)

 

だからこそ、ワークショップでしか体験できないこと、

参加者の皆さんに少しでも満足してもらえるような内容を考えました。

 

乾燥具材とトッピングは合わせて25種類。

お味噌は取り寄せた6種類の味噌と、1月に仕込んだ自家製味噌。

 

ずらっと並んだ味噌や具材を

混ぜて乗せてまぶして被せて差して・・・( ´艸`)

皆さん思い思いに色々な手法でみそ玉を作っていました。

わたしには思いつかないアイデア、工夫がたくさんあって、

見ていてとっても楽しかったです!!!!

 

そして出来上がった作品の一部。

 

すごい( ゚Д゚)

わたしが想像していた以上に素晴らしい作品たち♡

ちょっと感動しました。

 

みなさん、自分だけのみそ玉の味はどうでしたか?

 

きちんと出汁をとっていなくても

ゴロゴロ具沢山でなくても

キラキラにデコっていても

お味噌を溶いて飲めば、それはもう立派なお味噌汁。

 

あまり難しく考えず

お味噌汁を飲んでほっとできる時間を

これからも気軽に楽しんでください。

 

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ワークショップ後、大変ありがたいことに

『参加したかったよー』というお声を思いのほか多く頂きました。

 

次はどなたでも参加できる会を考えています。

もちろん親子でもOK。

 

次はどんな作品に出会えるでしょう(^^♪