メディカルハーブのネトルのお茶を飲みました。
ネトルの特徴的な効能は、アレルギー疾患を予防するだけではなく、
アレルギー体質を体内から改善させるという点です。
アレルギー反応による花粉症を抗ヒスタミン剤で止める、
あるいは皮膚炎をステロイドで止めるという強力で部分的に
作用を与えるのではなく、
身体全身にゆっくり効果を与えて行くという優れたハーブです。
実際にハーブ療法の進んでいるドイツでは、
春先に花粉症予防に処方されているんですよ。
しかし、効果抜群の一方で、生の葉には細かな繊毛がついており、これに触ると痛みや発疹が出ます。
アレルギーを抑える効能がある一方で、生の葉は触るとアレルギーを発症させます。
だから飲用にするには乾燥させることが必須なんです。
乾燥させるとアレルギー成分は変質するので、大丈夫。
実は、このネトル、和名は「セイヨウイラクサ」と言い、漢字では「蕁(イラクサ)」と書くのですが、この「蕁」の字は、あの「蕁麻疹(じんましん)」に使われています。
そうなんです、蕁麻疹はこのイラクサ科の植物が語源になっているんですね。
実家ではこの効能に惹かれ、ネトルを栽培していますが、
試しにどれだけのものかと以前に親指と人差し指で挟むようにして摘んでみたことがあります。
すると、すぐに鈍いズキズキした痛み。
例えるなら、紙の端で一直線に手を切ってしまった時の感覚。
傷の浅さや範囲の割に、なんと痛いことか。しかも意外に痛みが長引く。
ただ、それもネトルが元気に成分を出してくれている証拠。
その時は、ありがたく痛みに耐えました(笑)
アメリカでは逆手にとって、生ネトル早食い競争が行われているとか。。。
口の中どうなってしまうんでしょうか。。。
やることのスケールが大きいですね(笑)
【効能】
花粉症、アレルギー性皮膚炎、貧血、関節炎、糖尿病予防、リウマチ、妊婦の栄養補給と催乳、浄血
あくまでご参考ということですが、
【おすすめ度】★★★★☆
【飲みやすさ】★★★★☆
【お求めやすさ】★★★☆☆